昨年はVR元年と言われた。スマホ元年と言われた2012年からの普及率を考えると、今年はVRにとっても飛躍の年となりそうだ。
特に注目のコンテンツは、なんといってもアダルトだろう。今回は、VRとエロ動画の相性を考えてみたい。一過性のブームに終わらず、新定番として定着できるだろうか――?

■アダルトVRの現状

Clipboard17まずは、VR向けのアダルトコンテンツがどれくらい出ているか、という点だ。

小手調べにググってみよう。「アダルトVR」――検索すると、かなりたくさんの情報が出てくる。2016年の黎明期と比べると、段違いの増量ぶりだ。VRアダルトコンテンツを紹介する情報サイトまで登場している。三次元はもちろん、二次元コンテンツも目一杯だ。

そのコンテンツ自体、進化している。今絶大なブームメントとなっているのは、機器と連動するコンテンツだ。いろいろと情報を漁っていくと、アダルトVRコンテンツは対応するデバイス別に豊富にリリースされているが、中には、機器に働きかける動画も存在する。

どういうことかというと、たとえば、オナホと動画が連動して自動で動いたり、といったようなものだ。花沢健吾の漫画『ルサンチマン』で描かれた世界がすでに実現している。

――また、これは軽い驚きなのだが、実はDMMなどは、本格参入は遅れたものの、2014年の段階ですでにアダルトVRをサンプル的に提供していた。なんという先見の明か!!

■二種類あるアダルトVRコンテンツ

Clipboard18VRのアダルトコンテンツは、大きく分けて、現状、二つの種類があるようだ。

まず一つは、半天球カメラなどを使い、実写撮影した動画。
もうひとつは、二次元・三次元キャラを、CGでリアルタイムレンダリングした動画。

前者についてはそこそこ有名だが、後者はまだあまり知られていないかもしれない。どんなコンテンツがこれに当たるかといえば、たとえばプレステVRの「サマーレッスン」だ。
アニメ好きなら、萌えキャラとお近づきになれるのは、この上ない至福に違いない。それも“彼女”を好きな角度から、好きなだけたっぷりと、視姦できるのだから素晴らしい。

とはいえ、この方法では、CGのクオリティが高くなければリアリティがない。当面は、Oculusなどハイエンド向けの動画が多くなるだろう。なかなか普及には至らないか――?

■試してみようアダルトVR

Clipboard19アダルトVRコンテンツは、すでに世に数多ある。
初見で「コレ!」と選ぶのは、なかなか難しいだろう。いくつか試行錯誤して、自分に合った動画を見つける作業も必要となる。しかし、ひとまずはお試しで、と考えている人には、とりあえず、Googleカードボード対応ゴーグルで見られる動画を漁ってみてほしい。

Googleカードボード対応ゴーグルは、現在、いろいろなメーカーから販売されている。価格も1000円程度と安い。ちょっとラーメンを食うくらいの値段だから、そこはケチらず。

さて、コンテンツの入手先だが、たとえば「BaDoink VR」なんかいかがだろうか。いろいろな種類があり、GearVR向けやOculus向けの動画も、万事抜かりなく用意されている。

最初は動画をDLするところからだ。まあ普通なら、お気に入りのコンテンツを血眼になっても何時間も探したいところだが、このサイトの場合、月額定額制なので、そんなに慎重にならずに気になった動画をバンバンDLするとよろしい。どうせかかるカネは同じだ。

ちなみに、国内外のサイトで、アダルトVRの世界は月額定額制が現在の主流だ。
つまり、一本一本の「あたり」「ハズレ」にそこまで拘泥することはない。ごく適当な感じでコンテンツを選んで欲しい(とはいえ、2000円~3000円程度と料金は高めだが…)。

Clipboard20動画の長さだが、これも普通のAVの感覚と比べると短くて、大体15分程度。大体どのサイトでリリースされているVRを見ても同じだ。撮影や編集の手間も今の技術ではまだまだ大きいのだろうし、データの問題もあるようだ。ただ、それだけで十分使い物にはなる。

今回DLした動画の容量に関して言うと、まあ2GB程度と常識的なところだ。
解像度は1,920×960、フレームレートは59.94fpsとかなり高めである。これが低いと「VR酔い」の原因となりかねないので、あえて、フレームレートは高めにされているようだ。
ビットレートも15Mbps程度。この手の動画としては高い。音声はAACのステレオ収録。

ずいぶんと前置き&説明が冗長になってしまった。後編では、いよいよ体験パートに移っていく。先に言うと、視聴に利用したのは、BaDoink VRが推奨する「FreeVR Player」という無償アプリ。もちろんこのアプリはエロ専用ではなく、通常の動画にも対応している。

とりあえず、このアプリと動画とGoogleカードボード対応ゴーグルがあればアダルトVRを視聴できるところまではいく。ここまでで、出資も大した額ではない。この春、新たなエロ生活に向けて準備してみよう…! 後編では、次のような内容に触れていこうと思う。

・視聴してみたアダルトVR動画の感想
・「没入感」を高めるにはどうすればいいか
・フルCGの可能性について