ステマではないことを前提に。
ニュース配信アプリやまとめサイトなんかを見ているといろんな広告が表示されるが、特に目を引くのがアダルト電子書籍のバナーだ。スルーしがちだが、これって、果たして抜けるのか、抜けないのか。実際に内容をチェックしてみて、ジャッジを下すことにする。

■「はだかんぼ教育 JKもおっぱい丸出し!? すこやか全裸授業」カスガ 新・作

Clipboard03よく見ると面白いタイトルである。くどい、くどすぎる。はだかんぼって何だ!?
内容としては、「全裸での日常生活」である。全校集会、通学、放課後。すべて全裸。男女の絡みは少なめで、台詞が冗長なのが特徴的だ。どちらかといえばギャグ漫画に近い。

全裸で公園のブランコをこぎながら放尿するシーンなどは、笑った。というか、作者がその道の人なのか、やたらと放尿シーンが多い。嫌いじゃないけど、ちょっとマニアック。

■「ヒメカノ」M&U・作

Clipboard05この作品の特徴は、3DCGの立体感あるキャラクターたち。これに興奮できるかどうかが読後感の分かれ目だろう。奇妙な生々しさがあるが、FFなどの作画に慣れていると、結構楽しめる。ナルなブサメンが極上ギャル相手に中出しを決め込むあたりは、割と抜けた

主人公が絶倫設定で、とにかく射精シーンが多い。時折、ハメ撮りのような主観カットも織り交ぜてくる。見せ方も工夫されていて、くどいのに飽きない。面白い作品だった。

■「終末のハーレム」LINK/宵野コタロー・作

Clipboard06難病でコールドスリープについた主人公が、男性が死滅し、50億人の女性が生きる社会で目覚める、というハーレムものだ。有名絵師が書く飛ばしまくりの展開が素晴らしい。
女性キャラがモブまでみんな可愛い。しかも一人残らず発情している痴女が大挙してまるでゾンビのように襲い掛かってくるシーンまであり、エロいというか、ちょっと笑う。

しかし、主人公がなぜか両想いの幼馴染に操を立て、なかなか女たちにやられようともしないところで、フラストレーションを感じた。エロとしては、あまり高い点がやれない。

■「八尺八話~異形怪奇譚」叙火・作

ネットで話題になったオカルトホラーを、エロアレンジ。オムニバス形式のストーリー展開で、ジャンル的にはグロ、触手、微リョナといったところか。マゾな描写が多かった。

作品全体がどんよりとしたムードで包まれている。ハマる人はハマるのだろう。第二話の「ヤマノケ」がベストと感じた。ガイキチじみたスカルファックプレイには戦慄する。

■「もしも近所にHなサービスをしてくれる銭湯があったら」ひぐま屋・作

Clipboard07これまたタイトルがご親切に内容のすべてを語ってくれている。
作者の妄想がそのまま垂れ流されたものといってもいいだろう。「こんな銭湯があったらいいなあ」――ふんどし姿の女店主が洗体サービス。挿入までOK。まあ、そうなってくるとただのソープなのだが…。脱力系の雰囲気もあり、日常エロものとして楽しめるレベル。

女店主との絡みの他にも、従業員の金髪ハーフ娘バージョン。少年従業員が女湯で同じようなサービスを行う「おねショタ」エピソードも収録されている。ウェルメイドな秀作。

■「女の子が落ちた先は俺の息子の先っぽでした」鳩こんろ・作

Clipboard08何を言っているんだ、とタイトルに突っ込みたくなる。まあ面白いからいいけど。
主人公はボロアパートに住むフリーターだ。オナニーしていると、上の階の床が抜け、なんと女の子が落ちてきた。タンクトップにショートパンツ姿。その子のあそこに、イキり立ったペニスが偶然刺さってしまう天文学的な奇跡が織りなす、感動のエロスである。

設定のあり得なさには笑うしかない。メインのハメシーンは普通というか、オーソドックスだ。しかし、現行アニメのような絵柄が可愛い。女の子が女優志望で、ボロアパートで暮らしているというところも、ちょっとリアルだ。作者が意図したかどうかは不明だが。

<意外にアリなんじゃないか? バナーのエロマンガ>
総評を述べると、見てみると意外に悪くない、というのが素直な感想だ。
正直、もっとどうしようもない駄作のオンパレードと予想していたのだが、着想の良さやエロシーンの描き方で、「おっ」と思わせられるものもあった。よほどエロマンガで目が肥えた人でなければ、抜きどころもあるはずだ。マニアックな秀作もちょいちょいとある。

とはいえ、これが本当に金を出してまで読む価値があるのかといえば、正直に言って微妙である。同じ500円を出すなら…という考え方になる。それに、今度からKomifloで月額980円の見放題サービスも開始されるし――。バナーエロマンガの未来は明るくなさそうだ。

まあ、それでも、こういう作品はきっと早々はなくならないだろう。絵師たちもお小遣い稼ぎという感覚で、これを本職とはしていないはずだ。それに、何となく、この手のバナー広告は名物として定着してきた印象すらある。なくなったら寂しいという気すらする。

間違ってタッチしてしまったら、軽い殺意を覚えて即消しするのだが――。